綾部動物病院

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体重増加にはご注意を!

梅雨入りが発表され、どんよりとした空がつづいていますが・・・



この時期お散歩に行けず、わんちゃんは体重が増える傾向にあります。梅雨の時期や冬は増加傾向になります。その理由としては、お散歩の量が減ったり、自宅での寝ている時間が増えたりすることが多いようです。



ほっちゃりしているわんちゃん、猫ちゃん見ていてとても幸せだとは思いますが。よく人では、「肥満は万病のもと」と言われますが、わんちゃんやねこちゃんも同じです。



では、なぜ肥満は万病のもとといわれるかですが、



関節や靭帯の疾患:体重が増えると、それを支えている関節や靭帯または、筋肉にもそれなりの負荷がかかります。急に動いたりすると靭帯を切ったり、傷めたりすることの原因になります。



心臓病:心臓は全身に血液を送り、酸素や栄養素を運ぶ機能があります。体が肥満化すれば、余分に働かなくてはならなくなり、疲労しやすい体質になります。心臓の機能を低下させることになります。



糖尿病:インシュリンという血糖値が上がりすぎないよう調節するホルモンがあります。そのホルモンが分泌されずに起こるものとホルモンの働きが低下しておこるものがあります。肥満しているワンちゃんではホルモンの働きが弱くなっているので発症しやすくなります。



*糖尿病の原因は肥満だけではありません。ホルモンの異常や遺伝的なものも考えられます。



皮膚病:高タンパクや高脂肪の食事による皮膚の異常や肥満による摩擦で起こる皮膚病があります。皮膚に湿疹ができたり、体質的なものも関係し外耳炎を起こすこともあります。



抵抗力の低下



腫瘍:抵抗力が弱くなっているため、皮膚表面や体内に腫瘍ができやすくなります。また抵抗力がよわるとさまざまな感染症にかかりやすくなります。



上記のリスクが高くなります。



★肥満の原因は、



〇過食・・・高カロリーの物(缶詰や人の食事など)を多量に摂取したり、フードの量を多く食べていたりするとカロリーオーバーとなり、体重増加につながります。



〇運動量の低下・・・・運動量が低下することにより、体重増加が起こります。体重増加が起こると、動くと疲れやすくなり、さらに動かなくなります。動かなくとさらに体重が増加します。その繰り返しによりさらに体重が増えます。



〇年齢:高齢になると、若いころより動かなくなります。食欲は変わらないので、通常の量を与えていると体重が増えます。



〇避妊・去勢:避妊や去勢をすると、ホルモンの関係で中性の状態になります。太りやすくなります。



〇避妊・去勢は病気の予防やマーキングの防止にもなります。食事の量を調節していただくことにより、体重増加を抑えることができます。出産を考えていないわんちゃんやねこちゃんは避妊や去勢を考えてみてはいかがでしょうか。



上記のものが主に挙げられます。



★お散歩に行けない時期でおうちで出来る事は



①適切なフードの量を守る・・・通常の量を与えると、運動ができないため体重増加につながります。運動ができない場合は通常よりフードを少なめに与えましょう。(量にの加減は、病院のほうまでご相談ください。)



②自宅での室内の運動を行う・・・室内でのボール遊びや、ちょっとした運動(おいで遊び、かくれんぼなど)を行いましょう。



③おもちゃを使い遊んであげましょう。



p6150076.JPG?投げて遊ぶおもちゃです。                                 p6150079.JPG? ?p6150080.JPG                                                                  フードをつめて遊ぶおもちゃです。



お散歩に行けない場合は退屈していまい、エネルギーが有り余ったりします。室内での遊びやおもちゃなどによるストレス発散をしてあげましょう。



肥満にさせないことで、病気の予防にもつながります。適切な運動、食事管理をおこない、理想的な体系を維持しましょう。病院にてカロリー計算できます。気になる方はお気軽にご来院下さい。


 

※ 全院で、夜間診療は行っておりません。